オオカミ少年の話


タウンゼント74.ヒツジ飼の少年とオオカミ

少年は、村の近くで、ヒツジの番をしていたのだが、退屈すると、「狼だ!」「狼だ!」と叫

ぶことがよくあった。村人たちが駆けつけると、少年は、皆の慌てた様子を見て笑った。そんな

ことが、何度も続いた。ところが、ついに、本当にオオカミがやって来た。少年は、恐怖に駆ら

れて叫んだ。

「お願だ。助けてくれ! オオカミがヒツジを殺してるんだ!」

しかし、少年の声に耳を傾ける者は誰もいなかった。こうしてオオカミは、ヒツジを一匹残ら

ず引き裂いた。

嘘つきが本当の事を言っても、信じる者は誰もいない。

Pe210 Cha318  BaP169 Cax6.10 エソポ2.28 Hou43 Charles44 TMI.J2172.1 (Aesop)




Aesop's Fables, with his life : London: printed by H. Hills Jun. for Francis Barlow, 1687


狼に関する寓 話44話

エソポのハブラス2.28 童(わらんべ)のヒツジを飼うたこと。


童蒙教草4.26(イ) 羊飼ふ子供狼と呼びし事

イソップ物語の 謎」の謎
五島勉氏の、「イソップ物語の謎」という本について。

童話ってホ ントは残酷」という本の嘘につい て
二見書房 童話ってホントは残酷 という本の嘘について。

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