「イソップ」の肖像

イソップは、紀元前6世紀頃に実在した人物と言われていますが、詳しく分かっておりません。
以下の肖像画は、後世の人々が想像で描いたものです。
 
 


前5世紀頃の絵陶器

Gutenberg DE のHPにあった、

イソップの胸像








Aesop Fables Editor Geoge Fyler Townsend
Elibron Classics is a trademark of Adamant Media Corporation.




上の胸像の模写か?


『新訳伊蘇普物語』
「絵入り伊曽保物語を読む」
武藤禎夫 著 p11 より





シュタインヘーヴェル版の表紙。
Aesopus; Steinhowel, Heinrich; Brant, Sebastian. Basel: Jacob <Wolff> von Pfortzheim., 1501  

この絵は、後世に作られたイソップの伝記の、「大きな頭、大きな顔、長い顎、鋭い 目、短い首、曲がった背中、大きな腹、そして大きな足」というような記述から描かれたもの。
 

周りには、イソップの伝記に出てくる数々のエピソードが散りばめられている。



ちょっとハンサムなイソップ。

キャクストン版の表紙

シュタインヘーヴェルのフランス語版から、手書きで写したといわれている。





John Tenniel による。哲学者風イソップ。


これとは別な構図の扉絵もあるようだ。
『イソップ寓話』講談社学術文庫 小堀桂一郎 p262参照 

John Tennielは、不思議の国のアリスの挿絵でも有名。



明治の初めに渡辺温により翻訳された「通俗伊蘇普物語」  絵は、藤沢梅南 による。
上のJohn Tenniel の作品を丁寧に模写しているが、John Tenniel に比べるとかなり落ちる。
「絵入り伊曽保物語を読む」武藤禎夫 著 p29より。






ベラスケスによる肖像画

Stephen Gooden (1892-1955) による、黒人風イソップ

 

 

 

 

 

 

 

この絵は、後世に作られたイソップの伝記の、「黒い顔、大きな頭、大きな顔、鋭い目、短い首、・・・」というような記述から描かれたものらしい。


 

 

 

 

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